水菜の上手な活用

健康成分としてはミネラルも忘れてはいけません。特にカリウム、カルシウム、マグネシウムが豊富で、充分に健康的の高い野菜だと言えるでしょう。

  1. ナトリウムの排出を促進する成分がカリウムで、これには高血圧予防、むくみ予防と改善、筋肉の正常化などの効果もあります。
  2. 骨粗しょう症の予防にはカルシウムです。血液凝固の補助、ストレスの緩和効果などもあります。
  3. マグネシウムは体内に約300種類以上あるとされる酵素の作用を補助するミネラルです。体内におけるいろいろな生合成や代謝のために必要とされます。高血圧予防、心疾患予防、丈夫な骨づくり、精神の安定など、その他の効果もあります。また、食物繊維もしっかり含まれています。

さて水菜の選び方ですが、ポイントは緑色が鮮やかなこと、色が濃い物ということです。古くなると、色があせてきて黄色みを帯びてきます。

 

保存については、乾燥を防ぐため、濡れた新聞紙などで包んでそれを袋に入れて冷蔵庫に入れましょう。また、可能な限り立てて保存することが大切で、寝かせておくと茎が曲がりやすく、傷みも早くなるようです。

 

冷凍保存には向いていません。冷凍すると特徴であるシャキシャキした食感が損なわれ、繊維っぽくなってしまいます。

 

水菜や壬生菜を使った料理の代表は、やはり漬け物やお浸しでしょう。細かく刻めば、ごはんとの相性も抜群です。油あげの煮物なども関西ではおばんさいとして親しまれています。